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授業に“中産連ビル”を活用した学び支援

名古屋デザイナー学院の授業の課題テーマに

令和3年(2021年)2月、名古屋デザイナー学院(名古屋市中区栄)インテリアデザイン学科の先生より「授業として中産連ビル本館を学生に見学させたい」との依頼がありました。
具体的な授業内容の打ち合わせの中で、先生方より「学生の課題として中産連ビルをテーマにプレゼンテーションをしてもらうのはどうか」との提案。中産連ビルとしては、ただ見学するだけでなく、中産連ビルのことをより深く知っていただくよい機会となると考え、快諾しました。
また、次代を担う新しい世代と歴史ある中産連ビルの交流が、新しいビルの価値の発見になると考えました。

課題概要の決定

名古屋デザイナー学院では、課題の概要として以下の内容が決められました。
 

「中産連ビル改修計画プレゼンテーション」
⽇本全国を⾒渡しても坂倉準三⽒設計の建物が残っているのは希少であり、竣⼯当時の美しさを保っている中産連ビルは特に希少性が高い。その中産連ビルが本校の拠点である名古屋市にあることで、建物に直接触れて、その歴史的価値と坂倉準三氏の設計思想をすぐ近くで学ぶことができる。
本課題では、坂倉準三氏の設計思想を学びながら、時代を超えて存在する建物に新しい世代の視点で新たな価値・用途を創りだし、改修計画を提案する。

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学生による本館見学の様子(令和3年4月)

学生による本館見学、そしてプレゼンテーションの開催

4月、課題の実施のために、中産連ビルからは図面などの資料を提供。学生による本館見学、「4B室」の実測、周辺調査。
7月、中産連ビルにて学生によるプレゼンテーションを開催。学生20名が参加、中産連ビル職員が発表内容に対してコメントしました。

令和4年も継続して開催

前年につづいて令和4年も中産連ビルを課題としてプレゼンテーションを開催。学生40名が参加し、前年に1年生であった2年生がプレゼンテーション。
前年は初めてのことで手探りでの取り組みでしたが、こうして取り組みを継続することで、中産連ビルに新たな歴史が刻まれていくのかもしれません。

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学生たちの作品の一部(令和4年)

学び支援を通じて坂倉建築設計思想を承継

この取り組みは、次代を担う世代の学生たちの学びを支援させていただくことを目的としています。
さらに、坂倉準三氏設計の貴重な建築物の価値と設計思想を、過去・現在から未来へと少しでも繫いでいくことになればと考えています。

令和4年の作品は、中産連ビル1階ロビーに展示されました。


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